有名芸能人やモデル、タレント、メジャーリーガーなど、多くの著名人のヘアメイクを手掛ける 株式会社U-REALM代表取締役 高木裕介さんにインタビューをさせて頂き、シザーケースへのこだわりやライフスタイルについてお話をお伺させて頂きました。
—好きなファッションについて教えて下さい。
ストリートの中でもちょっと大人めのストリートファッションが流行っているので、ここ最近は そういった服を着始めてきていますね。
その中でも〝ちょっとカジュアルにもキレイめにも合うようなデザイン″や〝カジュアルだけど洗練されている服″が好きなので、 今回のシザーケースもそういう雰囲気をイメージした感じで作りました。
—ちなみに今日のファッションのイメージは?
今日はストリート寄りな感じなんですけど、ブランドとイラストレーターとのコラボのものを着ているんですけど、これも〝ストリートなんだけど大人″な感じですね。でもちょっとふざけているというか。
最近は洋服やスニーカーもコラボものが増えてきているのでそういったものを狙っています。あんまりシンプル過ぎないようなものや、発売してすぐ完売するような希少性の高いものを狙っていますね。ちなみに今日着ているこのTシャツは発売して1分で完売してました。
僕の中で洋服とかはどちらかというとブランディングのひとつとして考えているんです。
うちの集客の仕方もそうなんですけど、マスが一番大きいところを狙っていくっていうのが戦略なんです。私服に関しても美容学生とか高校生とか、そういう若い子が「欲しいけどちょっと買えないな」というものを選んで着ていく。そうすると美容師さんでもうちで働けばそういうのが買えるんじゃないか、という流れに繋げていきたいとは思いますね。社長がそういうのに疎かったりスタイリストがそういうのわからないサロンには全く行きたいとは思わないので…そういうところを意識していますね。
現在、U-REALMの店内には客席がビニールカーテンで仕切られており、お客様・スタッフが安心して過ごせる環境が整っているという。 今回の取材にもマスクを着用して応じていただきました。
※U-REALMの取り組みの詳細につきましてはこちらでご確認頂けます。
キャピタルメディカ、『U-REALM』を展開する有限会社チャームと COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策に関するアドバイザリー契約締結
—普段買われる色はどんな色が多いですか?
選ぶ色はまちまちですね。年齢的にも黒白が多いです。あんまり赤とかは選ばないですね。好きな色は藤色が好きです。あんまり着れないですけど(笑)
僕が子供の頃って藤色のクレヨンとか色鉛筆って高くて買ってもらえなかったんです。というのも藤色が24色クレヨンにしか入ってなくて、僕は12色クレヨンしか持ってなかったんで、友達の小さくなった藤色のクレヨンをもらってそれで絵を描いたりしていたんで藤色に執着…というか憧れみたいなものがあるのかもしれないですね。
—よく行くショップなどありましたら教えて下さい。
行くとしたら原宿になりますね。最近は殆どネットで買うことが多いです。街中ではどっかのブランドのショップに行くというよりはセレクトショップに行くことが多いです。
さっきの話に戻りますが、即完売するようなアイテムが好きなので、お店に行っても(ものが)ないんですよね。店舗に行っても「よくある商品」しかないんですよね。毎年繰り返し発売されるようなものしか置いてないので店舗に行く習慣ってなくなっちゃいましたね。セレクトショップに行けば少しプレ値(プレミア価格)になってますけどたまにいいのが置いてあったりしますし。
—最近購入したものを教えて下さい。
最近は…服しか買ってないですね。欲しいものがあまりないんです(笑)Tシャツばっか買い漁ってますね。
アクセサリーは普段あまりしないので。時計はしますけど全部の主張が強すぎると全体のバランスがゴテゴテしてしまうので、時計が派手であればアクセサリーはなにも付けないとか、ちょっとクセのあるTシャツだったらネックレスは付けないとか。着ている洋服が強めの印象なのでそれもあって黒色とかを選ぶのかもしれないですね。
—お仕事のインスピレーションはどこから得てますか?
うーん…インスピーレションは昔の洋書だったりとか一般紙とかですね。
例えばですけど昔は23,4誌くらいのファッション雑誌があって、大体月に2回、月頭発売と月末発売の2パターンあったんですけど、その中でもギャル誌は月末発売で、赤文字系(女子大生や若年OL層向け雑誌)は月頭発売だったんですけど、当時は毎日ヘアメイクの仕事をしていたため、いち早く情報が知りたかったんで買ったりもしましたが、発売当日になるとコンビニで立ち読みをして朝撮影に臨んだりしてましたね。
今の時代って雑誌が発売されるまでの期間ってすごく早いじゃないですか。撮影したら一週間後には雑誌になってる時代。昔って雑誌が発行されるまで2ヶ月とかかかってたんですよね。となると、雑誌が発売された時点で既に2ヶ月前とかの情報だったりするんですよね。なのでせめて発売日には目を通さないとっていう気持ちはありました。
そういう風に昔はやってましたけど、今はインスタグラムで情報が多く発信されているのでそこで情報を得たりとか。
あとはそうですね…若い人が集まるところからは離れないようにはしていますね。なるべく外に出て若い人が今どんな髪型なのかとかは見るようにしています。昔から「リアル」を大事にしてるかもしれないですね。
なので、情報収集は常にしています。すぐに遅れてしまうので。少しでも怠ると半年でもう浦島太郎状態になってしまうので。
—普段、シザーケースに何を入れていますか?
シザーとセニングとコームですね。コームは普段は2種類入れています。普通のタイプのものと目の粗いタイプのもの。髪質によって変えてます。シザーはいつも入れているのは5丁ですね。
あ、あとリングコームですね。ダッカールは大きいのと小さいのを入れています。これはブローの時やカットするときに引っ張ると取れるタイプのものでこれを使うと仕事がの効率が高くなるんです。
セニングのスキ率は、僕の場合は30%以上の高いものを使用しています。このセニングは他の人は使えないみたいですね。うちのスタッフもこれと同じものを買ったりしていますけどちょっと落ちすぎて怖いって言ってましたね。正確な場所にはさみを入れないと失敗しやすいんですけど、スキ率が高い分、仕事の速度が速くなるというメリットはありますね。あと、落としたりした時の予備のために2本入れています。
あとは最近はあまり使ってないですけどスライド用のセニングを入れています。昔はこうやって(梳く仕草をしながら)スライドしてたじゃないですか。すごく目が粗くてこうやってはさみを入れると間引かれるように梳けるちょっと変わったはさみですね。普段間引くということをあまりしないので登場回数は少ないですけど、一応入れていますね。
—今回のシザーケースのデザインのコンセプトを教えてください。
基本、僕が昔から使っているシザーケースの形に寄せたんですけど、先ほども話したように、色を3色使っているので「一見ポップになりがちな赤、グリーン、ブラウンの配色ですが、上品になるように。でもストリートでもいけるような、どんな服を着てもハマるもの」をデザインとして選びました。
あとは、割とスタイリスト向けの仕上がりだとは思うんですけど、スタイリッシュに見えるような逆三角形にしているんですけど、スタイリッシュに見えつつ大容量、ハサミがいっぱい入ってスマホが入るポケットもあって、ブラシも収納できるホルダーも付いてるとなるともうスタイリストが使う分には十分な容量に仕上がったと思います。大容量になることを踏まえつつスタイリッシュに見えるシルエットは意識しました。
もう一つの方のカラー(ブラック)もブラック単色だとつまらないし、2色の配色だとよくあるし…ということでこちらも「3色使って色がガチャガチャにならないように」色味の選別をするのがすごく難しかったですね。
3色使うとどうしてもガチャガチャしがちなんですが、落ち着いた感じに作っていただきありがとうございます。少しインパクトが欲しかったので3色にしましたけどガチャガチャしなければ逆に割とどんな服にも対応できちゃうんので。不思議と何色でも合っちゃう。
—機能面でこだわったことは?
ブラシを入れない人もいるのでブラシホルダーを取り外せる機能面ですかね。あと底面が取れてお手入れがしやすいっていうのはでかいです。こういう仕様ってあんまりないじゃないですか。ここがスタイリストの方は欲しかった機能なんじゃないかと思いますね。
あとやっぱり携帯が入るって最高ですね。あと素材ですけど、これ合皮にはみえないですよね。いい素材を使ってると思います。
—それぞれのシザーケースにオススメのファッションはありますか?
オススメのファッションは今流行りの若い人たちが着るようなストリートっぽい、大人ストリートっぽい感じに合いそうですよね。こっち(ブラックトリプル)なんかはジャケットを着るような人でも合いそうですよね。
上記期間を当店の冬期休暇とさせて頂きます。
年内最終発送分は12月29日(金)13:00までのご注文・ご入金確認分となります。(予約商品除く)
休暇期間中の商品確認・発送、電話・メール応対等は
翌営業日1月5日(金)より順次ご対応をさせて頂きます。
休暇期間中は沢山のご注文が予想されます。
商品発送、お問い合わせのご返答等に数日頂く場合も御座います。
お客様にはご迷惑をおかけし大変申し訳御座いませんが
何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。